KOICHI'S ROOM
『HIBARI』は、美空ひばりを知らない方でも楽しめるのか?
NBAバレエ団6月公演
『リトルマーメイド』『HIBARI』- Koichi’s Room
今回は『HIBARI』について、よく聞かれそうなことをお話ししたいと思います。
「美空ひばりさんをあまり知らないのですが、楽しめますか?」
結論から言うと、十分楽しんでいただけると思います。 むしろ、あまり先入観がない方にも観ていただきたい作品です。
理由は3つあります。
1つ目は、この作品が単なる“ひばりさん再現ショー”ではないということです。
誰か一人が美空ひばり役を演じて、順番に人生をなぞっていく形ではありません。
ひばりさんの持っていた華やかさ、孤独、強さ、優しさ、そういったものをダンサーの身体を通して舞台に立ち上げていく作品です。ですから、詳しい知識がないと置いていかれる、というものではないんですね。
2つ目は、音楽の力です。
演歌と聞くと、普段あまり聴かない方は少し身構えるかもしれません。
でもこの作品では、「演歌ってこういうものだよね」という思い込みが良い意味で崩れます。ある曲はブルースのように、ある曲はタンゴのように感じられる。
実際、この作品を生んだリン・テイラー・コーベットも、日本語が分からない中でひばりさんの歌声に強く心を動かされました。それだけ、言葉を超えて届く力があるのだと思います。
3つ目は、今回の舞台は、初めての方でも自然に入り込めることです。
今回は、現在舞台やテレビでも幅広く活躍されている、丘みどりさんがナビゲーターとして参加してくださいます。
演歌の世界を深く理解されている丘さんの存在が加わることで、『HIBARI』の世界をより自然に入っていただけると思います。さらに、公演時間は約70分、休憩なし。長すぎず、集中して楽しんでいただける構成になっています。
もちろん、美空ひばりさんをよくご存じの方には、より深く刺さる場面がたくさんあるはずです。
ただ、この作品の面白さはそこだけではありません。
知らないからこそ、まっすぐ入ってこられる、ということもあります。
NBAバレエ団の公演をご覧くださっている皆さまには、ぜひ「演歌が好きかどうか」だけで判断せず、一度観ていただきたいですね。
音楽と身体と映像が重なった時に、どういう舞台になるのか。
そこにこの作品ならではの面白さがあります。
少しでも気になっている方は、ぜひ劇場で体験していただけたら嬉しいです。
「リトルマーメイド」「HIBARI」公演情報は
こちらからご覧いただけます。↓


