海賊

The Corsair
NBAバレエ団公演 海賊 NBAバレエ団公演 海賊

バレエの美しさ、テクニック、引き込まれるストーリー。


すべてを融合したNBAバレエ団最高傑作!新国立劇場で待望の初上演!!



(2023年公演アンケートより)


バレエも、戦いシーンも、音楽も、照明や舞台美術も衣装も素晴らしく、夢のようでとても楽しかったです。


とても楽しく拝見しました。ラストでは涙がでました。


スクリーンや映像を駆使した舞台づくりや演出など実に素晴らしく、その中で躍動するダンサーたちの鍛え抜かれた美しさに感動いたしました。



映画みたいでストーリーに入り込めた。新しい解釈もスムーズに頭に入ってくるし、ダンサーお一人お一人のパフォーマンスが素晴らしかったです。




オープニングで映像と音楽に引き込まれました。そして、ダンサー達のしなやかさ、軸の強さ、男らしさ、儚さ、たくさん感じれて心が動いて、ブラボー以外の言葉がありません。




with NBA会員先行発売開始:2月7日(金)10:00


メルマガ会員先行発売開始:2月21日(金)10:00


一般発売開始:3月7日(金) 10:00

日 時

2025年6月7日(土曜日)
2025年6月8日(日曜日)

時 間

6月7日(土)開演14:00(開場13:30)/開演18:00(開場17:30)
6月8日(日)開演16:00(開場15:30)

チケット料金

S席9,900円 、車いすS席5,000円、障がい者S席7,900円、学生席2,000円(25歳以下)
※2歳までのお子様の入場はご遠慮ください。
※車いすS席・障がい者S席ご購入の方は、
直接バレエ団宛( ticket@nbaballet.org )にお問い合わせください。
※学生席・障がい者席ご購入の方は、当日学生証・障がい手帳などの証明書を拝見させていただきます。
※チケットご購入後のキャンセル・変更は承ることができません。

             
協 賛

チャコット株式会社/所沢パークホテル

主 催

一般財団法人NBAバレエ団

後 援

一般社団法人日本バレエ連盟

企画・制作

一般財団法人NBAバレエ団

キャスト















































  A: 6/7 (土) 14:00 B: 6/7 (土) 18:00 C: 6/8 (日) 16:00
メドーラ

勅使河原綾乃


⽶津美千花 渡辺栞菜
コンラッド 新井悠汰 北爪弘史 宮内浩之
アリ 栁島皇瑶 中⼭諒 栁島皇瑶
ギュルナーレ ⼭⽥佳歩 須⾕まきこ 市原晴菜
パシャ・ザイード


刑部星矢




宮内浩之




三船元維


ビルバンド


井⼿累滋




内村和真




井⼿累滋



※出演者の怪我・病気、その他の都合により変更になる場合があります。 変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の振替は致しかねます。


 


全キャスト表はこちらから↓


海賊castのサムネイル


キャラクター紹介



あらすじ


 


―第1幕―


舞台は19世紀初頭のギリシャ。




 遥かなる自由を夢見る海賊団のリーダー・コンラッドは、

愛する妻メドーラの歌声を聴きながら、ある報せを受ける。


オスマン軍が彼らの隠れ家へ奇襲を仕掛けようとしているというのだ。

コンラッドは仲間を率いて、先手を打つべく敵の駐留地コロンの港町へ向かう。

その町では、勝利を信じて酒宴が開かれていた。

パシャ・ザイードは、寵愛する美しき奴隷ギュルナールと共に、享楽に浸っている。


そこに現れたのは、僧侶に変装したコンラッド。

一瞬の隙を突き、ザイード暗殺を試みるが、ザイードはギュルナールを盾にし、命からがら逃れる。

混乱の中で解放されたギュルナールは、銃と剣に満ちた修羅場の中で、コンラッドの目に宿る炎を見逃さなかった。


“There is a fire in his eyes that tells of other worlds.” ——この人もまた、世界に囚われた者だ。



ただの救出者ではなかった。彼の中に燃える矛盾、痛み、信念。

それらは、ギュルナール自身が知っている感情だった。

だが彼には、メドーラという存在がいる。

その現実に、ギュルナールは初めて自分の心が揺らいでいることを知る。


夜が明ける。

海賊たちは解放された娘たちと祝杯を挙げるが、その束の間、オスマン軍の逆襲が始まる。

ザイードは仲間を縛り上げ、条件を突きつける。


「コンラッドを差し出せば、お前たちの命は助けてやる。」


張り詰めた沈黙の中、口を開いたのは、誰よりも信頼していた男——ビルバントだった。


裏切り。罠。蹂躙。


激しく打ちのめされるコンラッドの前に、メドーラが駆け寄る。

ザイードはその美しさに目を奪われ、彼女を奪って去っていく。





——〈第2幕〉——


瀕死の中で意識を取り戻したコンラッドは、ギュルナールの静かな制止を振り切る。

彼の目に宿る炎は、かつてよりも強く、深く、そして優しかった。



メドーラを救うために。

仲間を取り戻すために。



そして、自分が信じる「世界のかたち」を、取り戻すために——彼は再び、剣を取る。


連れ去られたメドーラは、ザイードのハレムへと送られる。 豪奢な空間、華やかな装い、だがそこに自由はなかった。

ザイードは彼女の美しさに執着し、名も誇りも奪おうとする。


メドーラは決して屈しなかった。

その眼差しは、どれほど着飾らされても、燃えるような誇りを失わなかった。

一方、コンラッドは、わずかに残された仲間たちと共に、命がけの潜入を敢行する。




彼の心にあるのは、奪われたメドーラだけではなかった。

裏切り、喪失、仲間への信義、そして自分の存在そのものをかけた“決着”——すべてが、最終局面へと向かっていた。


そして迎える、宿命の地。 戦いはコンラッドたちの勝利に終わった。


一方その頃、ハレムから逃げ出したメドーラは、ナイフを握るギュルナールと鉢合わせる。

「あなたさえいなければ——」 ギュルナールの怒りは、愛という名の出口を失い、鋭く揺れていた。


だがメドーラは一歩も退かず、自らの命を差し出すようにその前に立った。

着飾ることでは奪えない芯の強さ。

その気高さに、ギュルナールは膝をつき、ただ涙を流すしかなかった。


そこへ、死んだはずのザイードが現れる。

執拗にメドーラを連れ去ろうとするその手を、今度はギュルナールが止めた。

ナイフを握りしめた彼女の一閃が、ザイードに最期の裁きを下す。


直後、コンラッドが駆けつけ、メドーラと無事を確かめ合う—— しかしザイードの執念は、まだ死に絶えてはいなかった。



震える銃口がコンラッドを狙う。 放たれた弾丸の前に立ちはだかったのは、ギュルナールだった。

彼女は、自分と同じ炎を持つ男を、今度は“守る者”として見ていた。


その命は、ただの犠牲ではなかった。

それは、誰かのために生き、そして死してなお自由となる魂の証だった。



夜が明け、海が見渡せる丘に、コンラッドとメドーラは静かにギュルナールの墓を作る。

その傍らには、彼女がくれた最後の勇気が、確かに残っていた。


仲間が待っている。

まだ終わっていない。

自由を求める航海は、ここから再び始まるのだから——


 



 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


チケットに関するお問合せは Mail:ticket@nbaballet.org  / TEL:04-2937-4931 (月~金/9:00~17:00)まで。