死と乙女

Death and maiden
NBAバレエ団公演 死と乙女 NBAバレエ団公演 死と乙女

日本人による、日本人にしかできない世界初演バレエを。


久保紘一監督、舩木城振付、新垣隆 作曲そして出演・ピアノ演奏、和太鼓の林英哲+英哲風雲の会で紡ぎ上げられる表現の先にあるのは、希望か?それとも・・・?



和太鼓を世界に知らしめ、新しい「太鼓音楽」の可能性を無限に広げてきた林英哲。


質の高いクラシック音楽をより多くの人に届けようと研鑽を続けてきた作曲家、新垣隆。


斬新かつスタイリッシュな振付でバレエ界に新風を吹き込む気鋭のコリオグラファー、舩木城。


「日本人にしかできない新しい表現と感動を世界に届けたい!」と意気込む、芸術監督、久保紘一。


表現の新たな可能性を求めて果敢な挑戦を続けてきた4人の芸術家が創り上げる究極のセッション!


グスタフ・クリムトと共に世紀末ウィーンを代表する画家エゴン・シーレ(1890-1918)の作品「死と乙女」をモチーフに、4人の思惑が交錯しながら、いかに結実していくか。


まだ誰も経験したことのない新しい舞台表現にどうぞご期待ください。

日 時

5月27日(金)
5月29日(日)

時 間

5月27日(金)開場18:30・開演19:00
5月29日(日)開場12:30・開演13:00
        開場16:30・開演17:00

チケット料金

前売り販売が終了しました。
当日券販売窓口にて販売をいたします。
全席指定
5月27日(金)プレビュー公演
SS席 9,000円
 S席 7,000円
 A席 6,000円
学生席 3,000円(大学・高校生)
5月29日(日)本公演
SS席 10,000円
 S席 8,000円
 A席 7,000円
学生席 3,000円(大学・高校生)

注意事項:3歳未満の乳幼児のご同伴はご遠慮ください。
※29日13:00のSS席は完売しました。

             
協 賛

サントリーフーズ株式会社/チャコット株式会社/所沢パークホテル/株式会社プレジャーガレージ

主 催

NBAバレエ団 特定非営利活動法人日本バレエアカデミーバレエ団

共 催

公益財団法人北区文化振興財団/東京都北区

エゴン・シーレから生まれた、革命的「バレエ・ジャポン」
世界のバレエ界を揺るがす「事件」をお見逃しなく!



Act1 和太鼓


和太鼓を舞台芸術にまで昇華させたパイオニア林英哲と英哲風雲の会の演奏


Act2 ケルツ


ライラ・ヨーク振付。アイルランドの民族舞踏。彼らの苦楽を表現する。


Act3 舩木城 新作「死と乙女」


振付家舩木城新作、世界初演。
 新垣隆作曲による新作バレエにNBAバレエ団×林英哲が挑む。


太鼓 林 英哲(特別ゲスト)



「佐渡・鬼太鼓座」「鼓童」の創設に関わり、11年間のグループ活動 を経て、1982年ソロ活動を開始。1984年カーネギホールにデビュー。
以後、前例のない太鼓ソリストというジャンルを開拓する。ベルリン・フィル(2000年)との共演など、太鼓ソリストとしてジャンルの異なる世界 のアーティストと共演しながら活躍のフィールドを広げている。演奏活動45周年を迎える2016年は、2月にフランス・ナント市で開催の「ラ・フォル・ジュルネ」、9月に国立劇場、11月1日にはサントリーホールで45 周年記念公演と、さまざまな公演を予定している。
今回は彼の音楽に共鳴する太鼓ユニット「英哲風雲の会」も特別出演。


作曲・ピアノ 新垣 隆(特別ゲスト)



東京都出身。桐朋学園大学音楽学部作曲科を卒業後、作曲家、ピアニストとして活動。現代音 楽を主体に、映画やCM音楽の作曲も手がける。2013年度まで母校の非常勤講師として約20年間勤務。最近ではさまざまなTV番組に出演し、クラシック音楽を身近なものとして楽しめるよう尽力している。
作曲を南聡、中川俊郎、三善晃、ピアノを中岡秀彦、河内純、武藤哲彦、森安耀子 の各氏に師事。


振付 舩木 城



「山梨県出身。今村博明、川口ゆり子に師事した後、バレエシャンブルウエスト、新国立劇場バレ エ団、ロイヤルニュージーランドバレエ団で踊る。同バレエ団在団中に振付を始め、これまでに数多くの作品を発表。そのすべてが国内外から高い評価を受けている気鋭の振付家。
NBAバレエ団では“Thousand Knives”(2012)、”Tobila“(2013)、”Beyond”(2014)を発表。


 

ケルツ豆知識


振付:ライラ・ヨーク
音楽:アイルランド民謡


概要

「ケルツ」はこれまでにサンフランシスコ・バレエ、バーミンガム・ロイヤルバレエなどで上演されてきましたが、日本ではNBAバレエ団が2013年に初演を果たしました。


どんな作品?

アイリッシュダンスをベースとし、ケルト音楽の軽やかさをバレエで表現したリズミカルな作品です。
5曲構成になっており、それぞれにグリーンマン、レッドカップル、ブラウンカップル、メンズダンス、コールドバレエが登場します。



グリーンマンは男性ソロとなっており、アイリッシュダンス特有の、上半身を動かさずに下半身だけかなりクイックに踊るシーンなどが特徴的で、クライマックスの曲調に合わせた脚裁きは圧巻です。



レッドカップルは、組む技や対象の動きなどが次々とスピーディーにこなされていき、まるで音楽の楽しさを2人が共有しているかのような、時間が経つのを忘れてしまう、そんなシーンになっています。



ブラウンカップルは、哀愁漂う緩やかな曲を男女がパドドゥで表現します。自然な動きの流れの中にラインの美しさがあり、いつしかその雰囲気に静かに引き込まれていくような、そんなシーンとなっています。



メンズダンスは、太鼓の音に合わせ、力強い動きで戦いを表現しているシーンです。太鼓のリズムが、戦う男の心境を連想させるかのような、見応えのあるシーンとなっています。



コールドバレエは、それぞれの曲が持つ特徴を振付にのせて、シーンの雰囲気を創り出します。衣裳には、ケルト地方で言い伝えになっている、平和の象徴である渦巻き模様があるなど、アイルランドの歴史を感じさせられる工夫も成されています。


アイリッシュダンスとは


元々は16世紀にイギリスから踊ることを禁止され、窓を通して外から見られたときに上半身を動かさずに下半身だけでステップを踏んだところから、アイリッシュダンスが誕生したと言われています。
日本国内では「リバーダンス」が有名ですが、バレエとしてアイリッシュダンスを観られるのがこの「ケルツ」です。



芸術監督・演出:久保紘一
作曲:新垣隆
振付:第三部「死と乙女」/舩木城 ・ 第一部「和太鼓」/宮内浩之