海賊

The Corsair
NBAバレエ団公演 海賊 NBAバレエ団公演 海賊

前年度NBAバレエ団史上最大来場者数を記録!!


シャープ、かつドラマティックな現代版「海賊」


明快な心理描写を軸に豊かで優れた物語バレエ(批評家評)

日 時

2019年10月19日(土曜日)
2019年10月20日(日曜日)

時 間

10月19日(土)
 開場17:30・開演18:00
10月20日(日)
 開場14:30・開演15:00
※ロビー開場 開演の1時間前・客席開場30分前
※ラグビーワールドカップが開催されるため、
 手荷物検査が実施されます。
 お早目にご来場くださいますようお願い致します。

チケット料金

SS席 12,000円
S席 10,000円
A席 8,000円
B席 5,000円
Z席(自由席)2,000円
※Z席は舞台から遠いお席となります。予めご了承の上お求めください。
※3歳未満の入場はご遠慮ください。

             
演 目

海賊

協 賛

サントリービバレッジソリューション株式会社、チャコット株式会社、所沢パークホテル、株式会社エンジェルアール

主 催

特定非営利活動法人日本バレエアカデミーバレエ団(NPO法人NBAバレエ団)

指 揮

冨田実里

演 奏

ロイヤルチェンバーオーケストラ

キャスト


 



























































※出演者の怪我・病気、その他の都合により変更になる場合があります。変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の振替は致しかねます。



あらすじ


舞台は19世紀初頭ギリシャ。コンラッド率いる海賊たちの潜む島に、ハープの音色が響いていた。コンラッドが愛するメドーラの歌声はどこか悲しげに聞こえる。コンラッドは、オスマン軍に潜入させていたスパイからこの島への襲撃計画を聞き、仲間を率いて奇襲攻撃を仕掛けるため出発する。


一方のオスマン軍の駐留地であるコロンの港街では、勝利を確信し前祝いが開かれていた。パシャ(高級軍人の称号)のザイードは、一番のお気に入りである奴隷のギュルナーレと踊っていた。


そこへ僧侶に変装したコンラッドが近づき、ザイードの暗殺を試みる。しかし、ザイードはギュルナーレを盾にしたため、あと僅かのところでザイードを取り逃がしてしまう。この戦いの中救出されたギュルナーレは、修羅場をくぐり抜けてきた冷酷さと、燃えるような情熱を合わせ持っていたコンラッドの瞳に一瞬で心を奪われてしまう。しかし彼には愛するメドーラがいることを知り、火のついてしまった自分の想いに苦悩するのであった。


夜が明け、海賊たちが救出した娘たちと共に盛り上がっていたのも束の間、オスマン軍の逆襲にあう。ザイードは海賊たちを縛り上げ、コンラッドを殺せば見逃してやると条件をつきつける。沈黙の中、ある1人の海賊が声をあげた。裏切ったのは、非情にもコンラッドが信頼するビルバンドであった。苦しむコンラッドの元へ愛するメドーラが駆け寄ると、ザイードはその美しさに目を奪われて彼女を連れて去ってしまう。


やがて生死の境から目を覚ましたコンラッドは、ギュルナーレの懇願を振り切りメドーラの救出へ向かうのであった。


ファンクラブプレミア会員様特典


「海賊」チケットをご購入されたプレミア会員様の特典は下記の通りです。
皆様のご参加をお待ちしております。


10月19日(土)14:30 公開ゲネ(1時間程度)
10月20日(日)11:00 公開クラスレッスン(1時間半程度)
※ご参加頂ける方は開始時間の5分前までに特典ご入場券をお持ちの上、会場入り口受付にお越しください。



芸術監督が語る、海賊再演の見どころ


NBAバレエ団芸術監督の久保紘一です。
2018年3月に、NBAバレエ団でしか観る事のできない、オリジナリティにあふれエンターテイメント色の強い作品として上演されたのがNBAバレエ団版「海賊」です。
今回の再演にあたり、初めてご覧になる方はもちろん、初演をご覧になった方にも楽しんで頂けるよう工夫を凝らしてあります。
オリジナル作品の初演というのはある意味とても難しく、実際に舞台で上演してみて「ここはこうすれば良かった」「この演出、この演技、またこの間の取り方はこっちの方がより良い」などの思いが出てくるものです。
今回リハーサルを通していろいろダンサーたちにも指示を出しています。
無論全てが変更して良くなるとは限りませんが、作品というのはそうした試行錯誤を繰り返し、育って行くのだと思っています。






さて具体的な変更点ですが、今回楽曲を2曲追加しています。
1幕冒頭のコロンの街人の活気ある踊り、そしてハレムの女性たちの踊りです。
またメインキャラクター以外の衣装はほぼ全て変更しています。
*どう変わったのか分かる人は凄いですね!
また細かいところですと、結構闘いのシーンなどでは、変わった動きをしてるキャラクターなどもいるんですよ。
ひたすら素手で闘ってる海賊でとか、棒の達人がいるなど・・・
多数が入り混じっているので、一人一人の動きを追うのは大変かもしれませんが、前回見逃していた人は探してみるのも面白いかもしれません。








今後ですが、新たにソリストとしてカンパニーメンバーに加わった刑部星矢、新たにパシャ・ザイードを演じる三船元維、そして引き続き振付家としても才能を輝かせ続ける、宝満直也などにフォーカスした特集をお届けする予定ですので、どうぞご期待下さい!





制作陣が語る" 久保綋一版 「海賊」"



久保:

バレエ団の特色である“常に挑戦し続けるという姿勢”をアピールできる演目は海賊だと思いました。
新たなストーリーと音楽、エキサイティングな剣術、素晴らしい振付全てが見どころであり、こだわりです。今回の再演にあたり初演を振り返り、より良いものを皆さまにお見せするべく、キャスト、スタッフが一丸となって制作に取り組んでいます。深化した久保紘一版「海賊」にご期待ください!



新垣隆の音楽



新垣:

「作曲した部分と既存の曲の繋ぎ目をどのように表現するか?ある意味、古典のレパートリーと自分とのコラボレーションです。総合芸術として完成させることが一番重要であると考えながら作りました。」



トリビア


メドーラとアリとコンラッドによるパ・ド・トロワや花園の場面、奴隷のパ・ド・ドゥ、ビルバンドの鉄砲の踊り、その他一部は既存の曲を使い、その他はすべてオリジナルとなっています。
既存曲と新垣氏の楽曲への移り変わりも是非楽しんでいただきたいです。



新解釈の振り付け




宝満:

僕が一番大切にしているのは自分の感性です。そこを生かしたまま紘一さんにOKをもらえるように、妥協や嘘なく話し合えるようにしたいと思っています。振付に携わって作品の全体の流れを知りながら演じてみることで役のとらえ方も変わりましたし、ザイードの感情に共感できるところもありました。ダンサーとして舞台に立ちながら振付することは大変ですが、やりがいは断然あります。」



迫力の剣術シーン



新美:

「前回の初演からさらに進化させたいところは、今までのNBAバレエ団のカラーを引き継ぎながらもより自分らしいカラーを出していくことです。」



久保紘一版「海賊」のここに注目


① スピーディーで息をつかせぬ展開


芸術監督が今回目指したのは、現代人の生活スピードに合わせた、スピーディーな展開。全2幕で休憩込み2時間という長さは一見短く感じますが、見終わった後の興奮と充実感は、まるでハリウッド映画を観てるような息もつかせぬ展開で観る人を興奮の坩堝に誘います。



② リアリティのある表現


バレエダンサーが陥りがちな「綺麗すぎる表現」ではなく、リアリティのある緊張感や恐怖、泥臭さを出すために一人一人がどのように演じていくかも見どころの一つとなっています。どんな役どころであっても細かい表情や動きまで徹底して表現をすることで、作品の世界観をダンサー全員でつくりあげ、細かいところまで目が離せない作品となっています 。



③ 剣さばき


『海賊』では、日本の演劇で一般的に使われている物よりも重い剣を使用しています。ダンサーたちの身体能力で、その剣をいかに軽やかに、そしてあざやかに操ることができるのか注目していただきたいです。






芸術監督・演出・振付:久保綋一
作曲:アドルフ・アダン,新垣隆
バレエミストレス:浅井杏里,関口祐美
バレエマスター:榎本晴夫,久保栄治,鈴木正彦