Performance information
公演案内
HIBARI ~すべての美空ひばりファンに捧げる
2017年9月2日(土)
2017年9月3日(日)
2017年9月2日(土)
開場12:15・開演13:00
開場17:15・開演18:00
2017年9月3日(日)
開場13:15・開演14:00
SS席 12,000円
S席 10,000円
A席 8,000円
学生席 3,000円
※学生席はA席よりご用意
※学生席は小学生から大学生までがご利用できます。
※3歳未満の入場はご遠慮ください。
第一部 The River
振付: アルヴィン・エイリー / 作曲: デューク・エリントン
以下の8曲で構成されたバレエ。
Spring, Meander, Giggling Rapids, Lake, Falls, Vortex, Riba, Twin Cities
第二部 HIBARI~すべての美空ひばりファンに捧げる
振付: リンテイラー・コーベット氏
日本滞在時に偶然目にした「美空ひばり」さんのドキュメンタリー番組。飛び込んできたひばりさんの姿に、日本語の分からない振付家リン・テイラー・コーベット氏は釘づけになりました。彼女の声は人々の心や魂を揺さぶり、その素晴らしい歌声から聞こえる少しの悲しい声。美空ひばりさんの人生をもっと知りたい。この偉大な歌手を永遠に忘れてほしくない。そんな思いからこの作品が完成しました。(2015年6月初演)
ナビゲーター 綿引さやか
2013年「レ・ミゼラブル」エポニーヌ役として大抜擢される。代表作に「赤毛のアン」「リトルマーメイド」「ジャージーボーイズ」「KREVAの新しい音楽劇」他、多数。東京FMのラジオパーソナリティやディズニーコンサート、「908 FESTIVAL 2016」(日本武道館)への出演などミュージカル以外でも幅広く活躍している。
The River
『The River』は、ダンスの世界に革命をもたらした振付家アルヴィン・エイリーとジャズ作曲家デューク・エリントンがコラボレーションした1970年の作品で、今回、日本初上陸となります。クラシックバレエやモダンダンスなどの粋を超え、他の多くの作品にも多大な影響を与えています。
川は絶えず流れ、母なる海へと旅を続けることを人生にたとえ、生まれてから死に至り、再び生まれ変わるまでの壮大な物語を、回転が特徴の「渦」、ロマンチックなデュエット「湖」、力強いカルテット「滝」、喜びに満ちた「急流」などで表現しています。
観る人が、川の流れと自分の人生を重ね合わせ、常に新鮮な感動を生む見ごたえのある作品です。
HIBARI
Part 1 光~デビュー
戦争の気配が色濃くなり始めたころ、横浜で一人の女の子が生まれた。戦争が終わり、日本は復興へと動き出した時、ラジオから流れる曲を次から次へと覚えていった少女。自然と人前で歌うようになった8歳の時、横浜の杉田劇場でデビューを果たす。その少女こそが「美空ひばり」さんであった。その歌声は、日本復興の希望となっていく。そんなひばりさんの幼少期を描きます。
【使用楽曲】
悲しき口笛/リンゴの唄/河童ブギウギ
【主な見どころ】
「悲しき口笛」では、あの有名なシルクハットのひばりさん(松竹映画「悲しき口笛」)と共にダンサーが踊ります。映像と一体化したシーンが観客の心をつかみます。
Part 2 愛~スターへの道
止まることのない「美空ひばり」さんの人気。あるメディアは彼女を「神童」と呼んだ。良いことも悪いことも押し寄せたが、日本復興の勢いと共に、スターへの道を急加速で進んでいくひばりさんを描く。
【使用楽曲】
リンゴ追分/おまえに惚れた
【主な見どころ】
「リンゴ追分」16名が演技するコールドバレエ。和装を意識して作られた衣裳は、全て手作りで16名の揃ったダンスと衣裳の舞いが優雅に見えます。また、その中で踊る若いカップルの初々しさにも注目。
Part 3 涙~波瀾万丈
離婚・死別と幾度も愛する人を失った「美空ひばり」さん。それでも自らが選んだ道を力強く進んで行くひばりさんを描きます。
【使用楽曲】
哀愁波止場/哀愁出船
【主な見どころ】
「哀愁波止場」「哀愁出船」では、海をテーマにした4名のダンサーとメイン男女2名のダンサーが登場。悲しみから這い上がり、自らの人生を進んで行くひばりさんの姿を美しいパドドゥで表現します。
Part 4 幸~トリビュート
「美空ひばり」さんの偉大さは歌を通してありとあらゆる感情を表現できる才能であった。同時に彼女が一番大切にしてきた家族への愛。その魅力を引き出し、愛を届けるべく歌い続けるひばりさんを描きます。
【使用楽曲】
お祭りマンボ/真赤な太陽/さくらの唄/ある女の詩/リンゴ追分(東京ドーム)/悲しい酒/愛燦燦/人生一路
【主な見どころ】
「歌い続けるひばりさん」にふさわしいシーンとなります。東京ドームで力強く、そしてファンに話しかける愛あふれるひばりさんの映像と共に、代表曲を繰り広げていきます。「お祭りマンボ」では、男性ダンサーが華麗なダンスを披露、「リンゴ追分」(東京ドーム)では女性ダンサーがヒップホップ調のダンスで、ひばりさんの力強さを表現。「悲しい酒」は振付家リン・テイラー・コーベット氏がひばりさんの歌声に魅了された一曲。男女ペアのダンサーが「愛燦燦」の曲と共に、ひばりさんの愛を表現します。
【使用映像】
◆1949年7月公開 松竹映画「踊る龍宮城」・ 挿入歌「河童ブギウギ」 (18秒)
◆1979年10月公開 松竹映画「悲しき口笛」 挿入歌「悲しき口笛」 (2分14秒)
◆東京ドームコンサート 株式会社ひばりプロダクション様ご提供
【舞台装置】
アメリカを中心として世界で活躍する映像ディレクターのアダム・ラーセン氏が手掛けた動くスクリーン。セッションごとに繰り広げられるシーンの中で大きな見どころとなるのが、「動くスクリーン」です。
後方のスクリーンには、美空ひばりさんの映像や画像が上にも下にも表れます。また、6枚の動くパネルスクリーンを利用することで、立体感が味わえ、躍動感あふれるダンスと共にスクリーンが動くことで、ひばりさんがステージにあたかもいるような空間をかもしだします。
ひばりさんの魅力をより一層素敵に魅せます。
スタッフ情報
芸術監督・演出:久保紘一
16歳の時、第6回モスクワ国際バレエコンクールでトップの成績をジュニア・シニア男女合同で獲得し、のち渡米。ボストンバレエ団のゲストダンサーなどを経てコロラドバレエ団のプリンシパルとして迎えられた。以降20年間同団のプリンシパルとしてすべての公演に主演。ニューヨーク公演ではNYタイムズで『完璧なるバレエの巨匠』と言われるなど、ダンスクラシックの精神を体現している舞踊家として、日本人では初めてダンスマガジンの表紙を飾り、彼の特集が紹介された。モスクワボリショイ劇場やNY、また米国のベイル市などの世界ガラ公演にたびたび出演、風格ある様式美からなる彼の踊りは各国の評論 家からも絶賛されている。「ドン・キホーテ」「ジゼル」「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」「コッペリア」「ロミオとジュリエット」「シンデレラ」「白鳥の湖」等、ほとんどの古典の全幕作品のタイトルロ―ルを踊り、バランシン作品、創作作品などの すべてに主演している。また彼のために作られた作品も数多くある。2012年6年より芸術監督に就任 2014年文化庁芸術賞新人賞受賞。
振付家:リン・テイラー・コーベット氏
2000年にブロードウェイミュージカル「Swing!」で振付とディレクターの2部門においてトニー賞にノミネートされた。また、同年のドラマデスク賞にもノミネートされる。2002年には「Swing!」で日本ツアーを行い、高い評価を受ける。2008年に「My Vaudeville Man」でドラマデスク賞とルシール・ローテル賞にノミネートされ、「Wanda’s World」ではザ・キャロウェイ賞を受賞。彼女が脚本に関わった「Cougar The Musical」は2年間オフ・ブロードウェイ で上演され、その後世界中で上演された。また彼女が改訂振付を担当した香港ディズニーランドの「ライオンキング」のショーは、今年で7年目を迎える。彼女は、息子であるショーン・テイラー・コーべット氏とともにミュージカル「Distant Thunder」を作り、またABT、NYCB、アルビン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアターなど、その他数多くのバレエカンパニーでも振付を行っている。彼女の作品は「Live from Lincoln Center」やアメリカのTV番組でも取り上げられた。「ガチョーク賛歌」はABTに振付し、80年代前半に日本ツアーをした際には数多く上演された。2014年にはNBAバレエ団にもこの作品の振付を行っている。映画では「フットルース」「マイ・ブルー・ヘブン」「奥さまは魔女」の振付を担当した。
映像デザイン:アダム・ラーセン氏
ドキュメンタリー映画プロデューサー兼映像デザイナー。ブロードウェイで活動する傍ら、バレエ、オーケストラ、フェスティバルでの公演に於いて世界各国でも映像ディレクターとして活躍する。代表作は「The Gospel at Colonus」や村上春樹作「ねじまき鳥クロニクル」である。 昨年度、自閉症を題材に製作したドキュメンタリー「定型発達」がテレビ放映された。
音楽:マイケル・モーリッツ氏
劇場やテレビ、オーケストラなど様々な分野で長年活動。ディズニーやディスカバリーチャンネルなどのテレビ番組、「みにくいアヒルの子」や「グレイトギャッツビー」などのバレエオーケストラの音楽制作を担当する。ブロードウェイ・ ジミー賞の音楽ディレクターとして活躍する傍ら、現在はフォートワースシンフォニーオーケストラで活動している。
衣裳デザイン:クリスチーナ・ジャニーニ氏
ブロードウェイ、レジショナルシアター、オペラなど、12か国で衣裳デザイナーとして活躍。バレエ界では、国立カラカスベネズエラバレエ団の公演で作成した衣裳デザインが評価され、 ベネズエラでのオスカー賞を2回受賞。近年はスイスにてオペラ界で伝統的な「ポーギーとべス」の衣裳を手がけ、好評のため、ヨーロッパで凱旋公演を予定している。
振付:リン・テイラー・コーベット(HIBARI)/アルヴィン・エイリー(The River)
音楽: マイケル・モリッツ(HIBARI)/デューク・エリントン(The River)
映像:アダム・ラーセン(HIBARI)
芸術監督・演出:久保綋一
バレエミストレス:野田美礼
バレエマスター:西優一 /榎本晴夫/久保栄治 /鈴木正彦
舞台監督:㈱スカイウォーカー
照明プラン・照明: TOMATOJUICEDESIGN(株)オー
音響プラン・音響:相馬保之
衣裳デザイン: クリスティーナ・ジャニーニ
衣裳:仲村祐妃子
写真撮影:𠮷川幸次郎(ステージフォトブラン)
グラフィックデザイン:北垣純(株式会社プレジャーガレージ)
制作プロデューサー:髙崎美佐江
主催:特定非営利活動法人日本バレエアカデミーバレエ団
協賛:チャコット株式会社/サントリービバレッジ/所沢パークホテル/株式会社プレジャーガレージ